ScoutCheckerBatで回路図チェックを行う対象回路に関するファイルの準備について説明します。
ファイル種類
Netリストファイル
- 回路図CADが吐き出すNetリストファイル。
- このファイルを使ってパターン設計などが行われる。
- テキストファイル。
- フォーマットはtelesis。
- SC_N2UC.exeの引数でこのNetリストファイルを指定してexeを起動することで、UA／CAを生成します。
BOMファイル
- 部品表ファイル。
- csvファイル。Tab区切り
- SC_B2U.exeの引数でこのBomファイルを指定してexeを起動することで、UAに情報追加されます。
Etcファイル
- 追加情報ファイル。
- 回路の周辺情報を追加するファイル。
- ユーザーが作成するテキストファイル。
- 基板間接続情報などもここに属する。
- ライブラリもこのフォーマットを用います。
- SC_E2C.exe／SC_E2U.exeの引数でこのEtcファイルを指定してexeを起動することで、CAやUAに情報追加されます。
例
・外部からの電源入力情報。
・回路内の端子間スルー設定情報。
・各デバイスのpinアサイン情報。
Etcファイル － パラメータ追加
- 対象となる回路群にパラメータを追加するときに使用するファイルです。
Etcファイル － 接続追加
- Unit間の接続を追加するときに使用するファイルです。
Etcファイル － UOファイル
- UOはUserOutputの略。
- ユーザー独自の結果出力ファイルのための設定を保存している。
- テキストファイル。
- SC_OutTXTForUser.exeの引数でこのUOファイルを指定してexeを起動することで、
CAやUA、パスリスト(PL)からUOファイルにしたがってユーザー独自ファイルを出力します。 - フォーマットはEtcファイルに従います。